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消音キットの取り付け1

消音キットの取り付けを最近何台かしましたので、その内の

1台の作業を報告します。

まずはキットを取り付ける前にピアノの調整をします。

この調整をしておかないと、消音キットが正しく機能して

くれません。ハンマーの弦あわせなどは紹介を省きます。

始めにいわゆるカラハリという作業をします。

このような工具でキャプスタンボタンと言われる部品の調整を

します。

ファイル 189-1.jpg

アップで見ると

ファイル 189-2.jpg

この作業により、鍵盤の運動がロス無くハンマーに伝えることが

出来ます。キャプスタンボタンと接するウィペンヒールと言われる

部分とに隙間があると、鍵盤のパワーがすべて伝わらなくなって

しまいます。

その作業が終わると、次は鍵盤の高さをそろえる作業に

取り掛かります。消音装置を取り付ける場合この様な長い

鍵盤定規を使用して高さを均一化していきます。

ファイル 189-3.jpg

白鍵盤から調整していきます。写真で見る場合に見易いように

取りあえず、黒鍵盤の上に定規を置いています。

ファイル 189-4.jpg

分かりますかね?一番左の鍵盤は定規との間に隙間が無いのですが

右側2本は黒鍵盤の上部と定規の間にほんの少し隙間があります。

ということは、右の2本は鍵盤が少し低いのです。

これらの鍵盤を規定の高さに上げなければいけませんので

ファイル 189-5.jpg

このような紙パンチングと言われる厚さの違う紙をその隙間に

合わせて鍵盤の下に入れて鍵盤高を上げていきます。

そして全ての鍵盤が同じ高さになるように揃えます。

次の作業はまた次回に。

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