ピアノの事なら

中古ピアノ豊富な在庫

新ブログ
NighTONE(ナイトーン)

記事一覧

消音キットの取り付け2

昨日の続きです。

鍵盤の高さが揃ったら、次は鍵盤の深さを揃えていきます。

ファイル 190-1.jpg

この様なアガキ定規という定規で鍵盤を押したときの深さが

10mmになるように揃えます。

ファイル 190-2.jpg

この様に鍵盤の上から定規と一緒に押し当て、となりの鍵盤との

隙間を指先で感じ、となりの鍵盤より深ければ、紙パンチングを

入れ、浅ければ鍵盤下にすでに入っている紙パンチングを抜いて

深さを調節します。

こうして白鍵盤の深さを全部揃えていきます。

この次に黒鍵盤の深さと、ハンマー弦を打った後に静止する

位置を決める「ボロ」という作業をします。

消音キットを取り付ける場合は大体弦から15mm~20mmの位置で

止まる様に調整します。写真ではちょっと分かりにくい作業

ですので、画像は割愛します。

その後、音を止めるダンパーと呼ばれるパーツがどの時点で

動き出すかを決める「スプーン掛け」という作業をします。

ハンマーが静止している位置と弦までの距離の半分位まで

ハンマーが進んだところで、ダンパーが動き出すように

調整します。

これでおおよそ消音キットを取り付けるまでの下準備が

整いました。

それからこの様なパーツを取り付けていきます。

ファイル 190-3.jpg

画像中央の作業台の上に乗っている長いパーツがハンマーを

止めるための消音バーといいます。

これを既存のダンパーストップレールというものを取り外し

変わりにその位置に取り付けていきます。

ファイル 190-4.jpg

この様な位置に納まります。

ファイル 190-5.jpg

奥に取り付け金具なども見えます。

この消音バーによりハンマーが弦に当たる前に止めて、

音が出ることを防ぎます。

今日はここまでです。続きは次回に。

トラックバック一覧

コメント一覧