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グランドピアノの整調

少し前にグランドピアノの低音弦を張り替えました。

なじむまで少し様子を見ていたのですが、落ち着いてきたので

色々な調整に入っていきたいと思います。

ファイル 326-1.jpg

低音弦が張り変わると全体的に綺麗に見えますね。

ファイル 326-2.jpg

やはり巻き線に巻いてある銅が光輝く為、よけいに綺麗に

見えるのでしょうね。

 まずは鍵盤調整から取り掛かりました。全ての鍵盤が

スムーズかつ適正に動いてくれるかチェックします。

まず、鍵盤を外してピンを磨きました。フロントピンと

バランスピンという2種類のピンがそれぞれの鍵盤ごとに

あるのですが、それらを全て磨きます。

そこの写真を撮り忘れたので次に行きます。

ファイル 326-3.jpg

1本1本確かめて少しスムーズさにかけ、動きの鈍いものは

鍵盤筬から外して確かめます。

ファイル 326-4.jpg

この鍵盤内部の赤いものは、ブッシングクロスといい羊毛の

織物で鍵盤の穴の内側に接着されています。

ファイル 326-5.jpg

鍵盤内部のスペースが狭いと鍵盤がスムーズに動かなく

なる場合がありますので、この様な鍵盤プライヤーという

工具を使い、内部のスペースを広げてあげます。

簡単に言うと、鍵盤内部をペンチみたいなものでつまんで

このブッシングクロスと木部を押しつぶすようにする感じです。

そうすると鍵盤の穴が広がり下から突き出ているピンと接触

することなくスムーズに動くということです。

ただ、これをやりすぎると鍵盤がガタガタになり横ブレして

しまいますので、その辺りの頃合が重要です。

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